いろいろな話題

映画「クローズドノート」での完成披露試写会で言い放った
たった一言の「別に」が、日本国民に莫大な影響を与え
２００７年の新語・流行語大賞でトップ１０入りはしなかったものの
ノミネートされるという偉業を達成した沢尻エリカ。

ちなみに、説明文章には
『沢尻会ＶＳ長澤会（長澤まさみ）と、業界を二分する
生意気女優として知られる沢尻エリカが
「クローズド・ノート」の初日舞台あいさつ（２００７年９月２９日）で口にして
大ひんしゅくを買った。』と記されています。
あぁ、そう言えば陰に隠れたけど
元々このポジションには長澤まさみがいた事を思い出しました。

また、バラエティ番組「めちゃ2イケてるッ！」の
人気コーナー「フジＴＶ警察２４時」における今年のスローガンが
２００５年の「逮捕キター（電車男）」
２００６年の「たっぷり逮捕（たらこたらこたらこ）」の後をうけて
「逮捕　別に・・・」に決定し、その注目度の高さが伺えます。


[言葉の内容と態度について]
試写会での様子はというと、トップ女優としてのオーラを解き放つ一方で
金髪のカツラに、緑色の豹柄ドレスで腕を組むという井出達（いでたち）で
最後の写真撮影では、パネルを自分では持たず先輩達に持たせるというパシリっぷりは
オーラならぬ威圧感を与え、その睨み付ける様はヤンキーを彷彿とさせ
「クローズドノート」と言うよりも、「クローズ」という感じでした。

この試写会で喋った言葉は３言で、そのうちの１つである「別に・・・」という発言は
手作りクッキーを焼いて持参したエピソードに対する返答で
まさか共演者をはじめとした関係者も、『クッキーを焼いた』沢尻に
『世話を焼かされる』とは夢にも思わなかったでしょう。
また、このエピソードについて監督は
「現場の空気を一つにしてくれて、助かりました。」と答えていますが
この発言によって、一つになった（？）空気が
一瞬にしてバラバラになってしまった事は言うまでもありません。

ちなみに蛇足かもしれませんが、他の２言とは
まずは、最初の挨拶での「えー、今日はどうもありがとうございました。」
言葉自体は感謝をしている表現にもかかわらず、全く感謝していない発言で
居酒屋に行って、テンションの上がらない店員の
全然喜ぶ素振りもない「よろこんでー」を聞かされているようでした。
後は、思い入れのあるシーンについての質問に対する「特にないです。」です。

辞書で調べてみると
[別に]『（打消しの語を伴って）これといって特に、特別には。』
[特に]『とりわけて。別段に。』とあり
考えようによっては、１つ特別に挙げるというのはないけど色々あるとも取れます。
まぁ、言葉の意味なんて別にどうでもいいですね。


[おわりに]
但し、この「別に・・・」だけで一瞬にして会場を凍りつかせるその威力は
ファイナルファンタジーシリーズにおけるブリザガ並と思われ
あの会場にいた人はよく死ななかったなと感心します。
その時の様子が動画で結構流れていますが、小心者の私（？）は
怖すぎて、あの動画が見るだけでも勇気がいりますもの。

後日、批判を受けた形でテレビにおいて謝罪をしており
１０分ぐらい沈黙した後、涙を流すというものでしたが
涙を想定して、下のアイラインを引いていなったという指摘もあり
これなら、上島竜兵や劇団ひとりの方がもっと早く泣けるだろうと冷めてしまいました。
まぁ本当に泣いているのか嘘泣きかなんて、別にどうでもいいですね。